10% Urea Moisturizerとは?|The INKEY Listおすすめ3選②【角質ケア】

10% Urea Moisturizerは乾燥肌にどう効く?
― 角質を整え、潤いを呼び戻す“レスキュー保湿”の設計

私たちの肌には、天然保湿因子(NMF)と呼ばれる仕組みがあります。
NMFはさまざまな成分がバランスよく存在し、角質層内でスポンジのように水分を抱え込む役割を担っています。

その構成成分のひとつが尿素です。
尿素はNMFの約7〜10%を占め、角質を柔らかくしながら水分を保持する働きを担っています。

しかし、NMFを自ら産生する能力は20代をピークに徐々に低下すると言われています。
さらに、乾燥や過剰な洗顔などの外的要因も、NMFの減少に影響を与えると考えられています。

NMFが不足すると、古い角質がうまく剥がれ落ちずに蓄積し、厚く硬い層(ゴワつき)を形成します。
この状態では、水分が入りにくく、スキンケアのなじみも悪くなります。

そこで、外から尿素を補うことで硬くなった角質を柔らかくし、うるおいを抱え込みやすい状態へと整えていきます。

10%という濃度の尿素は、蓄積した角質の結合を穏やかにほぐし、なめらかさを取り戻す設計です。

尿素使用で注意すべき点

一方で、尿素には注意点もあります。

尿素の大きな特性は、角質を柔らかくする作用(角質柔軟作用)です。
高濃度のものを長期間使い続けると、必要な角質まで過度に柔らかくしてしまい、バリア機能に影響を与える可能性があります。

また、角質が過度に緩むことで刺激を感じやすくなる場合もあります。
そのため、使い方には工夫が必要です。

私が意識している「尿素の鉄則」

1.期間を決める(レスキュー使い)
肌が柔らかくなり、ゴワつきが改善してきたと感じたら、一度使用を休止するか、頻度を下げます。

2.顔用と体用で濃度を分ける
顔に使用する場合は、10%以下に設計された“顔用製品”のみを使用します。
それ以上の濃度の製品は体用として使うのが安心です。

処方設計のバランス

The INKEY Listの10% Urea Moisturizerには、1%のコロイド状オートミール(Colloidal Oatmeal)が配合されています。
これは乾燥による赤みや不快感を和らげる働きがあり、角質ケアと鎮静のバランスを取る設計です。

さらに、サンフラワーシードオイル(Sunflower Seed Oil)は、肌を柔らかく保ちながらバリア機能をサポートします。
比較的軽い質感のオイルであるため、ベタつきにくく、朝のスキンケアルーティンにも取り入れやすい使用感です。

肌が柔らかさを取り戻し、乾燥が落ち着いてきたら、徐々に“バリアを強化するケア”へと移行していきましょう。