乾燥肌の日本人がアメリカで選ぶスキンケア その3|入れるだけでは足りない。逃がさないケア

The Ordinaryでは、スキンケアの流れを次の3段階で考えています。

  1. prep:整える・受け入れ準備(Cleanse / Tone / Essence)
  2. treat:集中ケア(Serum / Exfoliator)
  3. seal:保護・密閉(Moisturizer / Sunscreen)

前回は1のprep、洗顔と水分補給についてお話ししましたが、ここからは肌悩みに対して成分でアプローチするセラムでの集中ケアと、整った肌を守るスキンケア最後の段階にオススメのクリームについてお話しします。

③セラム:砂漠のオアシスヒアルロン酸

The Ordinaryには泣く子も黙るナイアシナミド、血みどろピーリングなど「基本のき」となるセラムが多くあり、ブランドを代表する商品となっています。
どれもおすすめで、すべて使ってみたくなる魅力的な商品が多いのですが、極度乾燥(してます)Superdry肌に欠かせないのはやはりHyaluronic Acid 2% + B5 (with Ceramides)だと感じています。

Multi-Active Delivery Essenceをバシャバシャ入れた後にこのヒアルロン酸を使うと、エッセンスが肌の通り道を作り、次に塗るヒアルロン酸をより深くまで届けます。エッセンスで補給した水分をセラムのヒアルロン酸がしっかりキャッチして逃がさないという最強タッグを組んでくれるのです。

このヒアルロン酸を使っていて「ベタつく」「重い」と感じたことがある人はいませんか?
実は私もその1人でした。モロモロも出やすいし、使いにくいなぁと。そして実際しばらく使用していませんでした。
The Ordinaryではそんなユーザーからのフィードバックを受けてヒアルロン酸セラムを改良し、2024年に成分・テクスチャーともに進化したリニューアル商品第2世代ヒアルロン酸が爆誕したのです。

リニューアルによる改良ポイントは

🔵バリア機能をサポートするセラミドの新規配合
🔵処方では4種類だったヒアルロン酸が5種類に。より深くまで潤いが届きます
🔵配合バランスを見直してさらっとしたシルキーな質感に。ベタベタ感がなく次に使う製品の邪魔をしなくなっている上に、テクスチャーが軽くなったことで浸透スピードも上がり、すぐに次のステップに進めます。

アニメやドラマのシーズン2は期待外れというものも多いですが、第2世代ヒアルロン酸は確実にバージョンアップしています。

万能に思えるヒアルロン酸セラムですが、これまた使い方を間違えるとその効果がないどころか逆に乾燥を招いてしまいかねないので注意が必要です。

ヒアルロン酸は一般に「自分の重さの数百〜1000倍もの水分を保持できる」と言われるほど非常に強力な親水性を持っています。進化系水タイプポケモンのように頼もしいです。
先ほど申し上げたように、肌表面が濡れた状態(化粧水を塗った直後)で水分がある場合はそれをキャッチして保持するのでヒアルロン酸パワーが全開になるのですが、乾いた肌に塗った場合は表面に吸い寄せる水分がないため、肌の内側にある水分を表面に引き出し、ヒアルロン酸自体が蓄えようとします。つまりただでさえ砂漠肌で水分が少ないのに強力な吸水パワーを持ったヒアルロン酸にその少ない水分を全部持って行かれてしまうのです。
さらにそれが空気が乾燥している環境では、ヒアルロン酸が肌内部から引き出した水分が、そのまま空気中へと蒸発しやすくなり、塗る前よりも肌のインナードライが悪化するという最悪な状態になりかねません。
なので、ヒアルロン酸前に化粧水、そしてすぐクリームで蓋をして補給した水分とセラミドを肌に密閉することが非常に大切です。

【1に水分、2にヒアル、間髪おかずに蓋をする】

これを紙に書いて鏡の前に貼っておきましょう。

Image source: The Ordinary

「蓋をする」
水分入れるだけでは不十分で、それをどう守るかが次のステップになります。

④クリーム:とりあえず持っておくべき万能蓋

肌に元々ある天然保湿因子(NMF)を補給するNatural Moisturizing Factors + HAクリーム
これもThe Ordinaryの定番商品、どのお宅にも一家に一つあるんじゃないかと思えるくらい万能なマヨネーズのような商品です。
塗った直後はしっとりしますが、すぐに表面がさらっと落ち着きます。このベタつかないのに潤う質感がファンデーションのヨレを防いでくれるので朝のクリームとしても使いやすく、どのタイプの肌にも合うオールマイティなのでとりあえず持っているという人も多いのではないでしょうか。
ジャーではなくチューブに入っているというのも高評価ポイントです。旅行などに詰め替えなしで持っていけるので。
まだ持ってないというあなた。
極度乾燥肌でなくても、ひとつあるとスキンケアの「失敗」を防ぐのでとりあえず持っておいて損はありません。

「乾燥=濃厚クリーム」と思っていましたが、脱水状態の肌に重たい油分だけを乗せても改善しませんでした。
Natural Moisturizing Factors + HAクリームのように肌の水分量を維持し、バリア機能を高める働きがあることが大切なのです。べたつきを感じることなく、肌の外層に潤いと保護力をもたらしてくれます。

最近はclean beauty の流れが強くなっているのでそういう商品も減っている傾向にあるのかもしれないですが、ブランドによってはまだクリームに香料を使って高級感を出しているものもありますよね。
クリームの蓋を開けたときにふわっと香るデパいち(デパートの1階)の香りは前髪にカーラーを巻いたパジャマ姿でいる自分を忘れてラグジュアリーな気分になれるので嫌いではないのですが、でもやっぱりスキンケアには不要だなとも思います。
The Ordinaryの商品はクリームに限らずすべて、アレルギーや刺激の原因になりやすい香料を省いてある点でも安心して使える商品です。

商品の品質が良い、安心感がある、信頼できるというのはもちろんなのですが、庶民 of 庶民の私にとって、気軽に買えるそのお値段もThe Ordinaryの魅力です。
私が最初にThe Ordinaryを手に取ったのは家から少し離れた大きな街にある直営路面店でした。
今では近所のSephoraやUlta、Ultaが入っているターゲットでも実際に手に取って見て買えるのでさらに気軽になりました。
米国Amazonにはブランドの親会社であるDECIEMが公式に運営・承認しているストアページもあります。1アイテムだけ試してみたい、在庫が切れた!という時に家にいながらにしてプライム配送してもらえるのはやはり最強ですね。

乾燥肌向けのスキンケアは「高い」「重い」よりも、
水分をどう入れて、どう逃がさないかを理解しているかどうかで結果が大きく変わります。

The Ordinaryは、その考え方を学ぶにはとても良いブランドだと感じています。

おかげで色々試すことができて今回ご紹介したものの他にもたくさんオススメアイテムがあるのですが、そのお話はまたいつか。